管理人のねこです。
さっき、労働者、経営者双方にとって気になるであろう某話題を目にしてしまいました。
今更感はあるけど、必要なことだと思う。
政府が残業規制を強化へ…上限設定、罰則も検討
ヤフーニュースより
ほい、それがこちらの、政府による正式な残業規制強化の発表!
通称36(サブロク)協定なる協定の運用が見直されてるそうで、わたし自身この36協定って言葉を、今日初めて聞いたくらいなのですが、まぁ、今のこの日本の現状ですからね。
- 高齢化
- 不況
っていう、言ってみれば、日本の大変な部分を背負わされてるのが、今の労働人口であり、
- 労働者たち
- 彼らを使い、会社を上手く生き残らせなきゃいけない経営者
双方にとって、この残業時間が異様に増えてるって問題は、深刻なものであるとは思いますが、やっぱ労働基準法とかでも
- 一日の労働時間(残業含め)は何時間まで
- 一週間の労働時間(残業含め)は何時間まで
っていう風に法律で定められてるわけなので、どこか「今更感」みたいなものはあるものの、ついに来たか~って感じてしまった次第でした。
え、これ絶対オーバーしてる人のほうが多いじゃん・・・
さて、そうなるとまず気になるのが、一日の残業時間の限度時間なわけです。
わたしも、今でこそ残業がほとんどない仕事をしてますが、前職なんて「表向き10時19時」なのに「10時24時」とか当たり前だったんで、一日5時間、週で30時間とか、そのくらいの残業をしてたわけです。
この辺の取り決めは具体的にどうなんかってのを、確認してみました。
限度時間については、労働省告示「労働時間の延長の限度等に関する基準」により、その上限が定められており、1ヶ月の場合は45時間(1年単位の変形労働時間制の場合は42時間)、1年の場合は360時間(1年単位の変形労働時間制の場合は320時間)と規定されています。
www.roukitaisaku.comより
ほい、そしたっけ、上記を発見!
なるほど、法的には一日単位での取り決めではなく、一か月、一年で決められてるわけですか。
月の出勤日数は会社によって異なるだろうけど、大体25日前後であろうことを考えると
- 一日平均2時間残業させてしまうとアウト
ってことですね。
うわ~、この条件の範囲外で残業してる社会人って、今の日本にすっごく多いと思うし、こりゃ経営側は大変ですな・・・汗
違反した場合はどんな罰則があるの?
先のヤフーニュースにも、「罰則も検討」ってはっきり書いてあったし、こういう協定が強化されたからには、経営者側としてはこれを遵守する必要があると思うのですが、じゃあもし先の残業時間の取り決めの範囲を超えて、残業させてたって事実が判明した場合、具体的にどんな罰則があるんかってのも気になったんで、ちょいと確認してみることにしました。
法的には「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」の対象となります
labor-manabiya.news.coocan.jpより
ほい、そしたっけ、上記を発見!
なるほど、普通に処罰されるってことですか。
当然残業の場合、割り増し賃金の支払いも義務付けられるとのことなんで、
- サービス残業
っていう、労働者にとっては悩ましく、経営者にしてはありがたいものも、今後実際の職場から排除される可能性は大だなって感じた次第でした。
(実際今多くの会社が、タイムカードとかでそういうの管理してますし)
ねこの感想
いや~、思った以上にシビア。
この取り決めの影響で、実際の職場から過剰な残業やサービス残業がどれだけ排除されるかはわからないけど、でも過重労働の軽減には確実につながると思うので、やっぱ政府がこうやって言ってくれてるのはありがたいなって思います。
ただ、そういう不当な残業が排除されるってことは、日本全体の国としての生産力は落ちるので、ますます財政難になるんだろうな~って思うと、致し方ないこととはいえ、心苦しくも感じるな~って思いましたわ。